配管から水漏れ?築40年の家お風呂リフォーム
家中の水栓全部止めても、
水道メーターがぐるぐる回って止まらない!
会社に電話がありすぐにかけつけました。
洗面脱衣室の床をはがしてみると水道管と思われる鉄管が在来浴室の床下コンクリートの中へ。
こうなるとどうしようもありません。
水道メーターバルブを閉めて、
急いで水道屋さんにきてもらい洗面脱衣室の床下で水道管をカットして止めてもらいました。
依頼主に状況説明をして在来浴室をユニットバスに変更する提案をさせていただきました。
配管もサビがきていてリフォームするにはちょうどいいタイミングとご納得されてリフォーム工事をすることになりました。
ついでに給湯の熱源もガスからエコキュートに変更することになりました。
まずは急いでお見積もり!
過去データから今回の状況に近い案件を洗い出して概算のお見積もりを提案する必要があります。
依頼主には家の外に仮の浴室を作ってそこでお風呂に入っていただきますのでゆっくりしてはいられません。
リフォーム工事は既存浴室を解体してみないと何があるのかわかりません。
予想外の費用が発生しそうな場合は状況を説明し相談させていただいて追加契約していただくよう説明してご契約いただきました。
急いで解体業者を手配して工事スタート。
まずは水道屋さんに浴室を通過している水道管を手前で切って止めてもらい水栓金具も外してもらいます。
次の工程は浴室内の解体工事👷
タイル貼りの床と壁を壊してもらいました。
解体すると錆びた水道管が現れ水漏れをしているのがわかりました。
解体が終わったら浴室の床下にコンクリートを打ちます。
防湿とユニットバスが水平を保つために大事な工事です。
コンクリートが乾いたらユニットバスを据える前に水道屋さんに先行配管をしてもらいました。
その工事の間依頼主にはユニットバスの仕様を決めていただきました。
たまたまリクシルリフォームフェアがビックサイトで開催されていたので同行していただき実際につけるユニットバスを目で見て確認していただきました。
取り付けるユニットバス→
http://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/arise/
来週は大工さんに来てもらって洗面脱衣室の床に点検口と床補修、外壁に窓を取り付けしたり壁を作ったりしてもらいます。
住宅ストック循環支援事業補助金は使えず。。。
この補助金は例年にあるエコポイントの新年度版。
省エネや耐震リフォームに国から補助金がリフォーム工事の規模や種類によって補助金が出ますが、今年度から適応が難しくなっています。
水回りのリフォームだけでは補助金は出ない。
リフォームする家が新耐震基準に適合していないと補助金は出ません。
築40年となると基準以下の耐震性とみなされこれで却下となります。
残念ながら熊本の震災を受け国は耐震性の良くない建物は解体の方向へ持っていきたいようです。
理にかなっているとは思いますが、40年間大切に住まわれたお客様の気持ちは誰かがフォローしてあげないと。
この家を新耐震基準に持って行くのは、資金を比較すると残念ながら建て替えしかありません。
依頼主には国の意向をご説明しましたが残念な表情浮かべていらっしゃいました。
新耐震基準にはもっていけないかもしれませんが見えている柱と土台、柱との接合部に、金物補強をして出来るだけ地震対策をする工事でおさめることになりました。